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□あたしが隣りにいられた証
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嫌いにはなれない。
それは多分、まだ好きだから、
「ごめんね、」
嗚呼、言っちゃった。
「何、言うてねん、」
「ありがとう、」
ドアを開ける、
義実のほうは見ない、
出ていけなくなっちゃうから。
「嘘、やろ?」
義実が泣いてる時の声。
「ううん、」
「ずっと一緒に居るって言うてたやん、」
「ごめんね、」
「格好悪いやん、こんな風に泣いて…俺、」
「ごめん、ね、」
ゆっくりと部屋を出る
義実の部屋に残る、二人の写真は、
あたしが隣りにいられた証
(ありがとう、)(大好きでした)
2008.12.15 10000HIT Thanks! I love you!